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モンブランとタカハシカズミ

「モンブラン」と聞いて、ケーキを思い出すか万年筆を思い出すかによってその人の文化的程度がわかる、という文章をどこかで読んだ気がします。
もちろんケーキを思い出したほうが、食文化に詳しいのです。

モンブラン、好きです(もちろんケーキ)。

「タカハシカズミ」と聞いて何を思い出すか。
読売の投手だった「高橋一三」を思い出すとしたら、野球のオールドファンです。
堀内恒夫が右のエースなら、高橋一三は左のエース。
確か「エモンカケ」というあだ名でした。
肩がものすごく張っていて厳つい。
張本とのトレードで日本ハムに移籍しました。
2015年、69歳で亡くなりました。

小説家「高橋和巳」を思い出す人がいるのでしょうか。
『悲の器』『我が心は石にあらず』『邪宗門』といった、なんだか長い小説を書いた作家です。
1971年、39歳で亡くなりました。
ある日の「ビートたけしのオールナイトニッポン」のオープニングトークで、たけしがやけにまじめな口調で人生訓のようなものを語る回がありました。
当時木曜日の二部「永井龍雲のオールナイトニッポン」をパロディにしたものでした。
その中で「タカハシカズミの「かなしみのうつわ」」を読んで……とたけしが言いました。
私はタカハシカズミというと投手しか知らなかったので、何かのネタかと思ったものでした。
ネットが発達していない当時どうやって調べたのか、それが「高橋和巳」の『悲の器』(ひのうつわ)で、新潮文庫から出ていることを知りました。
当時の私は、たけしを一つの目標にしていたので、『悲の器』を買ってきて読んだのでした。
その後もわからないなりに何冊か読みました。
『邪宗門』は宗教団体の話で、おもしろかった記憶があります。

邪宗門 上 (河出文庫)

邪宗門 上 (河出文庫)